しみの診療と施術について

このようなことで
お悩みの方に…

しみ
  • 年齢とともにシミがでてきて気になる
  • ずっとあるシミが気になる

「シミ」には、老人性色素斑、肝斑、雀卵斑(ソバカス)、後天性真皮メラノサイトーシス、炎症後色素沈着などがあります。これらが混在している場合が多いです。

シミのタイプ、肌質に合わせて、いくつかの治療法を組み合わせて行います。治療効果を高めるために、1年中サンスクリーン剤を使用すること、正しいスキンケアを行うこと、睡眠・食事・ストレスなど生活スタイルを見直すことが重要です。

様々なシミが混在している場合、安全かつ非侵襲的に治療を行うために、まずは内服、外用、遮光、物理的刺激を避けるなどのプレトリートメントを行い、表皮のメラニン代謝の促進、抗酸化治療を行います。その後、残存する色素斑に対して、レーザーなどの機器を使用した治療を行います。

札幌駅前さくら形成外科
しみ
美容診療のポイント
  • シミの原因や種類をしっかり見極め、適切な治療のご提案をいたします。

施術メニュー・料金

皮膚画像解析システム

VISIA

カラー写真とUV写真の撮影ができ、シミ、シワ、毛穴、色ムラ、ポルフィリン、隠れジミなどの解析ができます。

費用

VISIA 1回 2,200円

ハイドロキノン・レチノイン酸外用

部分的なシミを治療する場合に処方します。またプレトリートメントとして医療機器施術前に使用したり、施術後のケアに使用したりします。

ハイドロキノン

シミの原因であるメラニンの合成を抑制します。肝斑やレーザー後などの炎症性色素沈着に効果が期待できます。

レチノイン酸

ビタミンA誘導体です。皮膚のターンオーバー促進、線維芽細胞活性化、皮脂分泌抑制などの作用があります。ハイドロキノンの吸収を促進する作用もあり、ハイドロキノンとの併用が効果的です。シミ、小じわ、ニキビ・ニキビ痕、毛穴のつまり・黒ずみなどに効果が期待できます。

使用方法

  1. 治療開始時はシミの部分だけに薄く塗布します。
  2. 夜1回の塗布から開始します。化粧水や乳液など普段ご使用の化粧品の最後に塗布します。
  3. 慣れてきたら毎日1日2回(朝・夜)塗布します。日中は日焼け止めを併用します。

使用上の注意

  • ハイドロキノン使用開始後、湿疹などの刺激性皮膚炎を誘発することがあります。使用を中止し医師にご相談ください。
  • レチノイン酸使用開始後は、その効果として、皮膚の赤みや軽いヒリヒリ感を感じますが、ほんのり赤みが続く程度が効果的です。症状が強い場合には、1日おきに塗布するなど調整しながら継続します。保湿をしっかり行ってください。
  • レチノイン酸は長期使用により耐性ができるため、2ヶ月程度継続したら一度使用を中止し、1ヶ月程度の休薬期間を設けハイドロキノンのみを継続します。休薬期間をおくことで、再び有効な効果を得ることができます。
  • 塗布部位の出血やただれが起こった場合には使用を中止してください。

その他

  • レチノイン酸は米国ではしわ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されていますが、日本では医薬品医療機器等法で未承認の薬剤です。
  • 抗酸化作用のあるビタミンC誘導体や保湿に優れたマリンコラーゲン、紫外線予防の日焼け止めなどの併用により、皮膚炎や炎症後色素沈着の予防を図ることができます。
  • 妊娠予定、妊娠中、授乳中には使用できません。
  • ご使用においてご不明な点は遠慮なくご質問ください。

費用

ハイドロキノン 5g 1,650円
トレチノイン0.1% 5g 2,870円
トレチノイン0.2% 5g 3,920円
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内服薬

様々なシミが混在している場合に1,2ヶ月間プレトリートメントを行います。また、医療機器施術後にも継続することでシミの予防が期待できます。内服薬として、トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE、L-システインなどがあります。

また、当院ではサプリメントとしてアスタリールを取り扱っています。

費用

アスタリール 60カプセル 6,994円

医療機器による施術

PicoWay(ピコセカンドKTP/Nd:YAGレーザー)

ピコ秒(1兆分の1秒)単位の短い時間(パルス幅)で照射ができるレーザーです。照射時間が極めて短いことで、熱発生がほとんどなく、皮膚へのダメージが最小限に抑えられます。光音響効果が優位になることにより、標的となる色素粒子をより細かく粉砕します。ナノ秒レーザーよりも照射後の炎症後色素沈着が起こりにくいと言われています。532nm、730nm、1064nmの3種類の波長を使い分けて施術します。以下の治療法があり、

内服薬や外用薬の併用が効果的です。

いずれも熱傷、炎症後色素沈着、色素脱失、肝斑悪化などのリスクがあります。

スポット

シミを狙って照射します。照射直後は灰白色に変化します。その後赤や紫色に変化することがありますが数日で改善します。痂皮(カサブタ)が形成されることがあり、痂皮が自然脱落するまで(約1~2週間)軟膏を塗布します。痂皮を無理に剥がすと発赤が強くなり、炎症後色素沈着が長引くことがありますので注意が必要です。

1回の治療で完全にシミがなくなるわけではありません。

炎症後色素沈着の状況を見て、3ヶ月~6ヶ月程度期間をあけて再照射を検討します。

トーニング

2波長のレーザーを全顔に照射し、老人性色素斑や雀卵斑を含めた色調の改善を図ります。さらに、肝斑や炎症後色素沈着、毛穴開大、小じわ、ハリ感の改善が期待でき、skin rejuvenation効果が得られます。比較的ダウンタイムの少ない治療法です。

照射中は痛みを感じます。照射後は赤みや浮腫、皮膚に細かい点状の痂皮が形成されることがあります。水疱形成、熱傷、色素沈着、色素脱失、肝斑の悪化などの合併症があります。

フラクショナル

肌のキメ、ハリ感、シワ、毛穴、ニキビ跡などに効果が期待できます。

より高いピークパワーにより表皮または真皮乳頭層に空砲が形成され、これによりメラノソームが破壊され美白効果が得られます。同時に真皮リモデリング、コラーゲンの産生などが引き起こされ、skin rejuvenation効果が得られます。照射後は赤みや浮腫、皮下出血、痂皮形成などがおこり、ダウンタイムは1週間程度です。数ヶ月に1回程度照射します。

ALEXⅡ

ナノ秒(10億分の1秒)単位で照射するレーザーです。部分的なシミを狙って照射します。

照射後は痂皮(カサブタ)が形成されることがあります。痂皮が自然脱落するまで(約1~2週間)軟膏を塗布します。痂皮を無理に剥がすと発赤が強くなり、炎症後色素沈着が長引くことがありますので注意が必要です。

1回の治療で完全にシミがなくなるわけではありません。

炎症後色素沈着の状況を見て、3ヶ月~6ヶ月程度期間をあけて再照射を検討します。

GentleMax Pro(アレキサンドライトレーザー/Nd:YAGレーザー)

波長755nmのロングパルスアレキサンドライトレーザーと、波長1064nmのロングパルスヤグレーザーを一台に搭載しています。2波長を使い分け、肌質、毛質に合わせた安全な医療レーザー治療が可能です。

波長755nmはメラニン吸光度の高い波長であり、メラニンへの吸収と選択的な熱変性を生じ、周辺組織に熱影響を及ぼします。波長1064nmは、表皮のメラニン色素への吸収が少なく、皮膚深達性に優れているため、表皮へのダメージを最小限に抑えより深部の組織に熱影響を及ぼします。いずれも顔全体に照射することができ、色素沈着の改善、皮膚表面のキメの改善、毛穴の改善、skin rejuvenation効果が期待できます。疼痛は少なく、麻酔なしで施術が可能です。表皮冷却装置により、表皮の保護と疼痛緩和ができ、ダウンタイムの殆ど無い治療が可能です。

スポット照射と比較して、スポットシミに対する効果は薄いですが、1~2ヶ月に1回程度、定期的に継続することで徐々に薄くなっていくことが期待でき、比較的マイルドな治療法です。

薄い痂皮形成となることがありますが、1週間程度で自然脱落します。一時的に赤みや毛包炎などが起こることがあります。熱傷、肝斑悪化や硬毛化などのリスクがあります。

オーロラ(フォトRF)

光エネルギーと高周波を組み合わせた医療機器です。顔全体に照射することができます。1~2ヶ月に1回程度、定期的に照射することで、シミ、くすみ、毛穴の開き、ソバカス、ニキビ、赤ら顔、たるみなどに効果が期待できます。

痛みやダウンタイムが少ない治療法ですが、その一方で効果は比較的穏やかです。スポット照射と比較して、スポットシミに対する効果は薄いです。

イオン導入

目的とする有効成分を微弱な電流によってイオン化させ、単に塗布するよりも数十倍もの高濃度で皮膚に導入できる治療法です。ピーリング後やレーザー後は角質層が剥離されており、イオン導入の効果がさらに高まりますので併用することをお勧めします。ビタミンC誘導体のイオン導入は、美白、くすみ、乾燥、小ジワ、キメ、痤瘡、毛穴、たるみなどに効果が期待できます。その他、トラネキサム酸、レチノイン酸なども導入できます。1~2ヶ月に1回程度、他の治療法と組み合わせて継続することが効果的です。

*医療機器による施術ができない場合があります。

  • 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性がある場合
  • ペースメーカー、埋込式除細動器のある方
  • 悪性腫瘍、心臓疾患、出血性疾患、糖尿病、膠原病、てんかん、リウマチなど
  • 免疫低下または治療後の経過を妨げる薬を服用している方
  • 金の糸、金製剤治療の既往のある方
  • ニューキノロン系の抗生剤、血圧降下薬など、光過敏症を生じる可能性のある内服薬を服用中の方
  • 皮膚疾患(蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー体質、ケロイド体質など)
  • その他、医師の診察により照射不可能と判断された場合

費用

*半顔は「両側頬部+鼻」の施術となります。

PicoWay(スポット) 1ショット(3mm) 660円
PicoWay(トーニング) 全顔1回 27,500円
PicoWay(トーニング) 半顔1回 17,600円
PicoWay(フラクショナル) 全顔 1回 33,000円
PicoWay(フラクショナル) 半顔1回 16,500円
ピコスポット+ピコトーニング 全顔1回 38,500円
ピコスポット+ピコトーニング 半顔1回 28,600円
ピコトリプル(スポット+トーニング+フラクショナル) 全顔1回 71,500円
ピコトリプル(スポット+トーニング+フラクショナル) 半顔1回 45,100円
ALEXⅡ 1ショット(3mm) 660円
GentleMax Pro 全顔1回 17,600円
オーロラ 全顔1回 17,600円
イオン導入 単独施術 6,600円
イオン導入 併用施術 3,300円
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ケミカルピーリング

ピーリングは、皮膚を一定の深さで剥離し、その創傷治癒機転によって皮膚の再生を促す治療法です。化学薬品を塗布して皮膚を剥離するケミカルピーリング、物理的に皮膚を剥離するメカニカルピーリング、真皮にレーザーを照射しコラーゲン、エラスチンなどの生成を促進するレーザーピーリングがあります。

ケミカルピーリングは、表皮のターンオーバーを亢進させ、表皮内に貯留していたメラニンを排出させます。さらに最表層の角質も剥離されるので、くすみの改善や表皮由来の小じわの改善にも有効です。また真皮コラーゲンの産生が誘導されます。1~2ヶ月に1回程度定期的に継続することが効果的です。

刺激感、乾燥、浮腫、紅斑、鱗屑、痂皮形成などの副作用があります。

禁忌:妊娠中、授乳中、免疫不全、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、光線過敏、ケロイド体質、施術部位に細菌・真菌・ウイルス感染がある、施術部位に手術の既往、施術部位に放射線照射の既往、など。

費用

ケミカルピーリング 全顔1回 12,100円

PRX-T33

イタリア発のピーリング剤です。TCA、過酸化水素、コウジ酸配合処方により、皮膚表面を守りながら真皮深層まで薬剤を浸透させることで、線維芽細胞増殖因子を活性化します。強力なコラーゲン増生作用、美白作用があり、即効性があります。1~2ヶ月に1回程度、定期的に継続することが効果的です。ホームトリートメントに、クリームと美容液を併用できます。

刺激感、乾燥、浮腫、紅斑、鱗屑、痂皮形成などの副作用があります。

費用

PRX-T33 全顔1回 23,100円
ホームケア美容液 11,000円
ホームケアクリーム 11,000円

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